お客様の食べたい想いがそこにある。1953 年の創業時から来店されるお客様の声に耳を傾け、これまで多数のメ ニュー開発に反映させてきた「壁の穴」。2023年に創業 70 周年を迎え、その前年の6月より第三火曜日に開催してきました伝統の3メニューが550円(税込)で楽しめる「大感謝祭」を好評につき、今年も開催しています。6月は18日(火)に開催。3メニューは「壁の穴風ナポリタン」、「“伝説”のミートソース」、「辛子明太子と高菜のスパゲッティ」でございます。毎回、多くのご来店をいただいています月に一度のスペシャルサンクスデー。6月も皆さまのご来店をスタッフ一同お待ちしております。
- 「壁の穴」70周年記念 大感謝祭 6月18日(火)開催
■ 辛子明太子と高菜のスパゲッティ 大感謝祭特別価格 500円(税込550円)
辛子明太子と高菜のスパゲッティ
辛子明太子と高菜の間違いない組み合わせ、ピリッと心地良い辛み
がクセになります。
■ “伝説”のミートソース 大感謝祭特別価格 500円(税込550円)
“伝説”のミートソース
野菜の旨みと肉の味わいを最大限に生かすため、素材にこだわり、
丁寧に時間をかけて仕上げました。シンプルな中にも壁の穴の歴史
と想いを感じる事の出来る逸品です。
■ 壁の穴風ナポリタン 大感謝祭特別価格 500円(税込550円)
壁の穴風ナポリタン
数あるナポリタンの中でも、何かひと味違う商品です。パスタ専門店
のノウハウが詰まった壁の穴風ナポリタン。独自のレシピで改良しま
した。素材の味を生かした仕上がりになっております。
- 「壁の穴」70周年記念 大感謝祭 実施店舗
・そごう横浜店 神奈川県横浜市西区高島2-18-1そごう横浜店10F 045-440-0083
- 壁の穴ヒストリー
1953年 「Hole in the wall」の店名で東京都中央区田村町(現西新橋)にオープン。創業者は「和風スパゲッティの元祖」と称される成松孝安。成松はある日、横須賀の海岸でCIA初代東京支局長、ポール・ブルーム氏と偶然に出会いそのブルーム邸(渋谷神山町)に執事として従事することになる。その後、日本の指導的知識人を集めた「火曜会」(ブルーム氏が主催:日本からの情報収集を目的)にも参加するようになる。サンフランシスコ講和条約締結後に「火曜会」は終了。そしてブルーム氏らから資金を得てスパゲッティ店を創業する。(前述の1953年 東京都中央区田村町(西新橋)に 「Holl in the wall」としてオープン。当時ミートソーススパゲティのみ提供。)
オープン当初はイタリア料理に精通している客に試食をしてもらい、その意見を元に茹で時間などを調整していったため、注文を受けてから茹で始めるというスタイルをとっていたとされている。また、磐梯(ばんだい)のスキー場の一部で支配人も務めていた成松は、猪苗代の納豆ご飯を食す高松宮様を見て納豆スパゲッティを研究したり、しめじスパゲッティ、椎茸スパゲッティ、うにスパゲッティなどを考案したり、のりや青じそをスパゲッティにトッピングしたり、昆布の粉をスパゲッティの隠し味に入れたりして、和風スパゲッティを始めとする200種類ものスパゲッティを考案し、「和風スパゲッティの元祖」と称された。また、渋谷「壁の穴(1963年オープン)」は、たらこスパゲッティの発祥店でもある。
- 素材の選択、そして本物のおいしさにどこまでもこだわり続けて
お客様の一人ひとり誰もが、「壁の穴」のメニュー・プロデューサー
料理はつねにコックとお客様がコミュニケーションをとりながらお客様が好むものを提供すべきだと「壁の穴」は考えています。創業者・成松孝安は、麺が茹であがるまでの間に、お客様と“ソースはこれを使ったらおいしいのでは?”などと話し合い、次々と試していきました。そのうちに今度はお客様自身が新しい食材を持ち込んでくるようになりました。各界の著名人の方々にもずいぶんご協力いただき、のちに独自のアレンジを加えて定番メニューとなったものも多くあります。評判が評判を呼び、他の常連も競うようにして新しいスパゲッティを提案されました。そしてそんな噂を耳にして、新しいメニューを食べにこられるお客様も、どんどん増えていきました。
このように「壁の穴」の新しいメニュー常連のお客様といっしょに開発していったのです。そしてこれからも、お客様といっしょに新しいメニューを創っていけたらなと願っています。
- 店名の由来
シェイクスピアの有名な戯曲「真夏の夜の夢」に出てくる言葉 Hole in
the Wall(壁の穴)からとったものです。恋人同士が壁に開いた穴を通
して囁きあうというシーンがありますが、原作では二人が結ばれるまで
の障害を壁にたとえています。つまり、「壁の穴」は障害を乗り越えて
心を通じ合わせるために存在したのです。この話のように、お客様との
交流を大切にしたい。いつも心を通わせていたい。そんな想いを込めて
「壁の穴」という名前をつけたのです。そして、その名前の通り今日ま
で、お客様と温かく心を通わせ続けてこれたと、そう信じています。